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中国委託生産のメリット

2013年以降為替相場は、じわじわとドル高・円安方向へ動き始めました。このところの
円安メリットを生かした中国委託生産の在り方、新たなビジネスモデルの構築について
考えてみます。

■ 加工貿易型ビジネスモデル
かつては、日本から部品や材料を中国へ輸出し、中国の工場で加工、組み立てを行って
日本へ輸入するという「加工貿易」が成り立っていました。

  日本<部品・材料> → 中国<加工・組立> → 日本<消費>

この加工貿易モデルは、来料加工(部品を無償支給して組み立てる)、進料加工(部品
を有償支給・または中国国内調達して組み立てる)が主で、安い加工賃で組立て、製品
を輸出することで成り立っていました。

しかしながら、中国国内でも家電製品や、自動車などの消費が活発になり、賃金の上昇
もあって、加工貿易ビジネスモデルは徐々に成立しなくなってきました。今年に入って
からは更に、円安が追い打ちを掛け、日本の企業、または中国に進出している日系企業
にとっては、「賃金上昇」「円安」の二重苦から撤退する動きも加速しています。

ただ、豊かになった、13億人の市場は魅力的であり、そこをターゲットとしたビジネス
を模索する動きは、サービス業を中心として益々活発になってきています。

ものづくりの世界においても、この円安メリットを生かした、ビジネスモデルを考えて
みる価値は十分にあります。
 ・中国経済が減速、輸出も伸びない事から、企業間競争が激化し、製品の差別化、生
  産性向上などの高度な管理技術によって生き残りを図っていく必要がある
 ・日本の優れた材料、部品、機械などのニーズが高まっており、円安によって安く調
  達できるメリットが出てきた
 ・高品質の製品やサービスが、所得の上昇、生活レベルの向上で受け入れやすくなった


■ 高付加価値輸出型ビジネスモデル

日本から高機能、高品質部品材料の輸出、および高度な管理技術を駆使して中国社会に
受け入れられる製品・サービスを提供するというモデルです。

日本<高機能・高品質部品・材料> →   中国<高度な管理技術により加工・組立>
   → 中国<消費>


これは、何も珍らしいものではなく、トヨタなど日本の自動車産業では、早くから行わ
れているビジネスモデルです。

ただ、最終製品を持たない中小企業、つまり下請け企業、B to Bマーケットでビジネス
を展開している企業は、どのような観点で、どのようなビジネスを展開すればいいでしょ
うか?中小企業のB to Bマーケットにおけるビジネスモデルとして、以下のパターンが
考えられます。

 ① 日本<高品質高機能な部品・材料>→ 中国企業<最終製品>
 ② 日本<高品質高機能な産業用設備>→中国企業<最終製品>
 ③ 日本<高度な工場管理技術>→中国企業<最終製品>
 ④ 現地日系企業<高度な加工技術・工場管理技術>→中国企業<最終製品>


大手企業は、最近は工場建設などの直接投資はなるべく控え、①~④のビジネスモデルを
志向し、すでに実施に移されている部分もあります。
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